Ruby(4) 変数の中身を出力する
今回学ぶのは変数に入れた値を出力する方法です。
まずは今回使うメソッドを紹介します。
puts メソッド
putsメソッドは値を出力するときに使用します。
sample = "チョコボール"
# sampleの値「チョコボール」を出力する
puts sample
gets メソッド
getsメソッドは入力された値を文字列として取得します。
sample = gets
# sampleの中には入力された文字列が入る
chomp メソッド
chompメソッドは文字列の改行を取り除きます。
通常getsメソッドで取得した文字列の末尾には改行が含まれます。
chonpメソッドはその改行を取り除いてくれます。
# chomp未使用
sample = gets #取得する文字列は"チョコボール"
puts "ドーモ。#{sample}=サン。"
# 出力結果は
# ドーモ。チョコボール
# =サン。
# chomp使用
sample = gets.chomp #取得する文字列は"チョコボール"
puts "ドーモ。#{sample}=サン。"
# 出力結果は
# ドーモ。チョコボール=サン。
to_i メソッド
to_iメソッドは文字列である値を数値に変換します。
# to_i未使用
num1 = gets # 値は10
num2 = gets # 値は20
puts num1 + num2
# 出力結果は
# 10
# 20
# (改行含む文字列のため上のような結果)
# to_i使用
num1 = gets.to_i # 値は10
num2 = gets.to_i # 値は20
puts num1 + num2
# 出力結果は
# 30
Q 文字列にあえて改行などを入れたいときは?
A バックスラッシュ(\)記法を使いましょう。
バックスラッシュ記法を使うと文字列内で改行ができたり、特殊文字を使えます。
<エスケープ処理という呼び方もします>
\n 改行
\s 空白
\ \を文字として使用
などがあります。
これらは式展開と同じく"文\n字\s列"(ダブルクォーテーション)の中でしか使えません。
ちなみに!
メソッドメソッド言ってますがメソッドって何なの!?という方へ!
メソッドというのは特定の処理をまとめたもので、
メソッドの名前を入力することで呼び出すことができます。
今回のgetsで言えば、getsと記述することで
別の場所にあるgetsというメソッドの中に記述してある処理を実行しています。